呼吸や口の周りの筋肉の習慣を直すために、トレーナー という装置を使います。
柔らかいシリコンでできたマウスピースです。

正しい習慣を教えてくれるトレーニング のためのトレーナーという意味です。

これをお口の中の状況に合わせて、最適なものを選びます。

取り外し式ですので、起きている時1時間以上と、寝ている時にはめて使います。

使い続けることで、少しずつ呼吸や歯の周りの筋肉が変わってくることで、自然と歯ならびも治ってきます。

今までの習慣をなるべく早く変えるためのトレーニングも一緒に行っていきます。

もちろん使わないことはありませんし、成人の方で使わないといけない場合もあります。
ただし、呼吸や口の周りの筋肉のバランスを無視してもいい、ということはないので、固定式の装置とトレーナーを併用して歯ならびの治療 をしていきます。

固定式の装置は、

• 歯磨きが難しくなるので、気をつけないと虫歯や歯茎の炎症が起こる。
• 歯の根っこが減ってしまうことがある。
• 唇、ほっぺた、舌に装置がひっかかることがあって、傷ついてしまうことがある。
• 痛みや違和感がある。
• 後戻りがある。
  （後戻りというのは、固定式の装置を外したその時からはじまる、歯が元の位置に戻ろうとする現象です。）

といったマイナス面があると言われています。